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用語解説

[地球電磁気学権威故力武常次氏(東京大学名誉教授、日本大学教授)を偲ぶ]

現在地震電磁気学を研究する学者は多く存在し、VAN法で知られるギリシャ式地震予知法(VANはアテネ大学のP. Varotsos, K. Alexopoulos, K. Nomicosの頭文字)は一時期において地震前兆電磁気信号(SES)による地震予知を行った。またフランスは地震電磁気専用衛星(DEMETER)を2004年6月29日に打ち上げ、台湾、インド、イタリア、ロシア、メキシコでは地震電磁気に関する国家プロジェクトが採択されていると言う。そんな中、日本では電気通信大学・地震電磁気研究ステーション早川正士教授がその地震電磁気学の分野で功績を挙げている。
しかし、3月11日の日本における未曾有の巨大地震を予知する機関は世界中どこにも存在しなかった。

[地震雲の特殊な場合の造語について解説]
用語
解説
リング状大地震雲
この雲は上空を見上げてどこまでも続く一本のラインの雲が地球を取り巻く輪のように思えることから命名。また、地球を一周する指輪のように美しく高空に見えるのもリングと言うに相応しく、そのラインは測ったように同じ太さに見える。これだけ美しく見えるのは雲ひとつ無い好天気であることが条件となる。これまでに海外の特徴のある大地震の前に観測をしているが、滅多に見ることはない。
[筋状との違い]
遠方へ一本の筋で続いていても高度の低いものはただ単に筋状と呼び、その太さによっては綱状や棒状などと表現している。天空に一本のラインが美しく見えるものだけをリング状大地震雲という。

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