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地震後経過率と起振断層

地震発生率が高まったとされる起振断層は下記の通り

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地震発生率が高まったとされる起振断層
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政府地震調査委員会は、
福島県双葉断層、立川断層(左横ずれ断層)、牛伏寺断層(左横ずれ断層)について、
地震発生の確率が高まったと発表している為、
今後この周辺地域の起振断層は注意が必要である!

岐阜県阿寺断層帯・萩原断層(左横ずれ断層)

※1三浦半島断層郡について
三浦半島断層郡主部は北武起震断層の
衣笠(きぬがさ)・北武(きたたけ)・武山(たけやま)の各活動セグメントはいずれも右横ずれ断層である。
三浦半島断層群詳細は地震調査研究推進本部参照

立川断層、牛伏寺断層、三浦半島断層郡は、
いずれも※2地震後経過率は1を越え、左右横ずれ断層である。
また、糸静線起震断層の茅野(ちの)断層は諏訪湖の東側を、
牛伏寺断層は諏訪湖の西側を走る断層で、
茅野断層(左横ずれ断層)も地震後経過率は0.99と限りなく1に近づいている。
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※1三浦半島断層郡の南部は、南下浦起震断層南下浦活動セグメントで右横ずれ断層。
地震後経過率は、平均活動間隔が不明である為、計算不能。

※2地震後経過率について、
最新活動時期から現在までの年数をその活動セグメントの平均活動間隔で割った値。
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今後の大地震により、連動地震の可能性があると報告のある茨城県北部の起震断層
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井戸沢起震断層福島県南東部,阿武隈山地南部をほぼ南北方向に延びる東側隆起を伴う右横ずれ断層
高萩起震断層茨城県北部をほぼ南北方向に延びる西側隆起の逆断層
棚倉構造線起震断層 茨城県北部から福島県南東部にかけて北北西-南南東方向に延びる東側隆起の逆断層

上記起震断層のデータ等は『活断層データベース 起震断層・活動セグメント検索』による。
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地震後経過率が1を越えている断層について
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太平洋プレートと北米プレートによる太平洋側の地震が起きると、
長野県北部等にも地震を引き起こすことがある為、
この茅野断層、牛伏寺断層への影響が大きいとされる。
今後この周辺で強い地震となれば、中央構造線上にも影響を及ぼす可能性が高く、
紀伊半島、特に和歌山北部では2011年7月5日(火)19時18分M5.4震度5強の地震があり、
紀伊水道の断層である根来、紀伊水道活動セグメントは右横ずれ断層で、
地震後経過率も1.3、1.39(1に近くなるほど地震の確率が高くなるが、すでに1を超えている)と、
何時活動期を迎えても良いとされる数値であるので、
太平洋側の地震の後に、長野周辺、和歌山等で起きる地震には注意が必要である!



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